ステレオタイプにもの申す04「記憶力が良い=頭が良い」(仮題:博識クンの憂鬱)

転任早々その知識力のアピールに成功した博識クン。

同時に着任した地味な真面目君との比較優位も相まって、人気者の座を勝ち取り、すっかり有頂天の博識クンですが、彼がその後も安泰であるとの保証はない。

博識クンが充実を感じる周囲からの好意や尊敬は、平和なときに限った人気であることが多いからです。

突発事象が発生したときは、俄然『頼りになる人』に衆望が集まり、人気度は一挙に高まっていくことでしょう。
博識クンは『頭が良い人』ではありますが『頼りになる人』なのかどうかは、まだ未知数です。

一方、すっかり博識クンの引き立て役ポジションになってしまった真面目君。
彼は相変わらず資料を読みふけっては何やらメモを取り、ちょこちょこ他部署へ出掛けては、そこでも資料を読み、人の話を聞き、メモを取っているという、目立たない日々を送っています。

室内の博識クン人気に張り合うことも無く、飄々と過ごすこだわりの無さは、好感を抱かれるまではいかないまでも、少なくとも嫌われることが無い。
ただ、いずれにせよ目立たない奴であることに、変わりはありません。

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