ステレオタイプにもの申す02「記憶力が良い=頭が良い」(仮題:博識クンの憂鬱)

前回、「博識は頭が良いように思われることが多い」ということについて簡単に述べました。

しかし「博識なこと」よりも「判断が早く、かつ正しいこと」のほうが、さらにランクが上として、仮に前者を『頭が良い人』、後者を『頼りになる人』と分類しました。

たとえば4月の人事異動で、2人の社員が、それぞれ別の地域から配置転換で同じ部屋に勤務することになったとします。

ひとりは、とても記憶力が良く知識も豊富な、社交的で口数の多い“博識クン”です。
彼がいるのはいつでも集団の中。常に話し声や笑いさざめく中、元気な姿を見せています。

もうひとりは、口数少なく目立たぬタイプですが他人の話はよく聞く“真面目君”です。
ヒマさえあれば室内の資料に目を通し、関連資料を読む為に他の部屋へ行くことも多い。

この真面目君は、いつも真面目に資料を見ているのだが、博識クンのように打てば響くようなリアクションはできず、得た知識を緻密に語れるわけでもない。

(やっぱ、博識クンのほうがレベル高いな)

何かと関心を持たれやすい新メンバーは、いつでも噂話のネタになります。
部屋の既存メンバーたちの話題が、比較や格付けになるのも無理はないでしょう。

2人が転任してきてまだ1週間かそこらですが、さっそく周囲から見た印象の差が生まれたことは言うまでもありません。

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