DB活用は文系センス

【症例3】部下の話の聴き方がわからない (やさしい上司タイプ)

「アナログは非効率である」という前提で誕生した各種の機器全盛により、仕事の性質は大いに変化してきました。

特に情報化社会到来後は、業務データの量が飛躍的に増大し、その収集・管理・計算の腕前が職務能力の一翼を成すまでになりました。

そんな社会全般の流れから、膨大な情報の倉庫(データベース)と接点を持つ場合、やはりIT精通者、プログラミング技術者など理数系に強い人材に分があるのか?

そして、理系部下との折り合いが悪くなった場合、文系上司は喉元をつかまれたようなものなのか?

イヤ、別に理系部下だけじゃない。文系部下との間にだって、ITに入り込まれた影響なのか、針のムシロみたいな空気が漂っている。

文系・理系両方の部下と上手くいかない自分には、この情報社会の中で、もはやなすすべはないのか?

いいえ、違います。
なぜなら、データベースはあなたを嫌っていません。

敵対しているのは部下。人間です。
つまりはアナログです。

「感情」というアナログ部分が、あなたを認めず、あなたに反発しているのです。

そのアナログくんの業務上の行動・思考・言動の集積もデータベース。

つまりデータベースはアナログくんの行動記録なので、そこから感情を読み取ることもできますが、記録自体があなたを嫌っているわけではありません。

ちなみに、行動の記録から不特定多数の動きを予測するのはデータマイニングという、これも理数系の技術です。
しかし、特定部下の感情を読むのは、単なる機械的な計算ではない。

共に過ごした季節や時間、共に目にした成功やトラブル、認め合い・反目し合った過去の記憶の行間を読み、機微を察する作業には文系的能力こそ適しています。

繰り返しますが、データベースというのは行動記録です。人間のなにがしかの行動の集大成ですから、その中に必ず感情や人生そのものを包含しています。

難しいプログラムや複雑な機器操作は抜き。理系ではないことをむしろ強みにして、データベースに向き合っていきましょう。

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