デキるサラリーマンの予測力(2)

本稿は職場内での評価を上げる『予測力』について述べますが、まずは脳の話から開始します。

人間の脳内で、未来を予測する部位は、記憶を蓄える部位と距離が近く、デジャヴのような現象はこれに起因すると言われます。

どういうメカニズムかというと…
人は、新しい事態に接したとき、まず本能的に危険を避けようとする。

まずは、将来の状況をイメージして、それに備えることから始まるらしい。

将来イメージですから当然、脳内では“予測する部位”が働きます。で
ですが、そのすぐ近くには“記憶の部位”が存在する。

ここで「未来の思考」と「記憶の確認」が誤って行われるらしいのです。
すると、未知のことなのに「以前にもこれと同じことがあった」と錯覚してしまう。

過去を探った覚えはないのに瞬時に浮かび上がる既視感。
考え出した実感がないだけに、まるで与えられた情報(啓示)のように感じられる仕掛けのようです。

デジャヴを神秘的なものと信じている人は認めたくない理屈でしょうが、脳内現象にすぎないという意見に私は納得しています。
それよりもこの稿は、「予測力を身に付けてサラリーマンとして出世するには?」が主旨ですから、神秘の力より脳内現象のほうが親近感があります。

同僚たちが不安を感じて積極的に動けない新展開の中で、錯覚とはいえ「すでに経験済みの心境」に達し早々に対処できるというのは、見た目カッコよくないでしょうか?

既に知っているという錯覚を前提に「前回よりレベルを上げたい」というモチベーションにつながることもあります。

また、2度目の経験であることから、繰り返しによる記憶への高い定着も期待できます。

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