引き算で不利条件をつぶせ

●不必要な【足し算】を選択してはいけない

私は「引き算の健康学」に強い関心があります。
健康のために良いものを摂るのは重要なことですが、まずは「良いものを摂った時に、その効果が発揮されやすい身体にしておく」ことも重要です。

料理でいえば下ごしらえ。仕事でいえば段取り。運動でいえば準備体操。
昔から事前準備の重要性は強く認識されていますが、体内環境のリセットに関していえば、まだこれからのものと言えるでしょう。

(実力に溺れ実行に逸る部下を、充分な準備で上回る上司)

「調子が今いちだな」と感じたときは、無理に食べて消化の負担をかけるより、しばらく食事を休みにしたほうが良いといわれています。

しかし残念ながら、減らすより増やす方が購入を伴い、経済的なインパクトが発生するので、一般的な商習慣の中に生きていると、必ず【足し算】のほうへ誘導されます。

お金を使ってうわべの元気と引き換えに体内環境を悪化させ、ごまかしが効かなくなるとさらに【足し算】する悪循環にハマる人は多いでしょう。

そして、職場環境に重大な影響をもたらす『基幹システム』の考え方も同様に、【足し算】で考えて会社をがんじがらめにしてしまうことが多々あります。

すでにキャパシティ限界の業務現場に、システムという異物を挿入するダメージが冷静に計算されている組織を、私は見たことがありません。

(システムは『魔法』じゃない。『魔法』とはビジネスそのもののこと。システムは『アイテム』。使うには知識やセンスが要る)

「これを導入(摂取)すれば良くなる(健康になる)」という効果効能だけに注意が向き、消化吸収が見込みどおりに行える状態かどうかは考慮されません。

経営トップがシステム化の検討を命じたとしても、それが「システムを買え」という意味なのかどうかこそ、真の検討事項のような気がします。

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