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連想連発力は賢く見える説

ひとつの見聞に対して、いくつもの切り口を見つけられる人は、はたから見ると賢く見えるのではないかと思います。

たとえば、『笑点』の大喜利。

たったひとつのお題に、次々にいろんな回答ができる落語家さん達を見ると、本当に頭が良いなぁと思えないでしょうか。
しかも、即座にというところがポイントです。
そしてそれが連発できるなんて、どれだけ頭の回転が速いのだろうかとつくづく感心します。

こういうのは、不断の努力によって身に付く能力なのでしょう。

私も見習いたいと日頃から思っていて、何かを初見したときに色々考えるようにしています。
あまり人に言えない、しょうもない内容のものでもいいと思います。

そんな中、結構お気に入りのものがありますのでひとつだけ紹介します。

『城之内クンの【右手に盾を左手に剣を】をオレの財布に発動! 千円札と一万円札を入れ替えるゼッ!』

遊☆戯☆王 初見時の突込み的発想です。

<第20回>デキるサラリーマンの予測力(10)

ちなみに「職場における記憶」は、個人的なものはもちろん、誰もがアクセスできる各種の共有情報も意味します。

共有情報をあなたならではのキーアイテムにするのは、原理原則から言うと難しいのですが、その共有情報の引き出し方が多角的であれば、それだけでも特殊性があります。
それにスピードが加わると、価値はさらに高くなります。

幸いなことに、効率主義者は言葉を変えれば面倒くさがりですから、ち密な計算力や卓抜した即断力を持ちながらも「たかがデータ探し」に対しては、アプローチはスタンダードな方法でしか行わないことが多い。

「それで成果を出せているのだからいいだろう」
という主張に反論したいのではなく、共有データの扱い方を工夫することに対し、ライバルは意外なほど少ないということが言いたいのです。

<第19回>デキるサラリーマンの予測力(9)

若いときだけ通用する『範囲の狭い予測力』で、目の前の作業能力を向上させるタイプはせいぜい20代~30代前半までが旬であり、予測力の範囲を広げていく努力をしないとやがてはお荷物扱いされると、前々回から述べています。

目の前の作業をこなすための高い能力は、あくまでも期間限定のビギナー技。“ちょっと高度な繰り返し作業”にすぎません。

<第18回>デキるサラリーマンの予測力(8)

歳をとり経験も増え、ふと昔を振り返るようになったとします。

「そういえばオレ、若い頃は作業内容が分岐してしまう程度のことを『仕事の幅が広がったぜ』なんて思ってたなぁ。あのくらいのことを『広範囲』と思っていた頃が懐かしい」

当時とは打って変わって仕事の幅が広がり、管理者としての負担が身にしみるようになっています。

作業ボリュームの多さを絶対視していたことを稚拙に感じ、恥ずかしくなるようなら、その人は経験相応に成長したといえます。
作業量の多さに気負って意気揚々と活躍する若手の姿に嫉妬しているようなら、管理者としての成長は全然甘い。
経営陣の期待に応えているとは到底思えません。

<第17回>デキるサラリーマンの予測力(7)

前回、狭い範囲の予測力で活躍した若者がその評価に安住し、伸びしろを放棄すると後年苦しくなるという話をしました。

『予測力』と“デキるサラリーマン”の関係性を言い換えると
発揮する予測力の範囲 × 発揮者自身に残っている“現役”の持ち時間 = デキるサラリーマン度
という公式が当てはまる気がします。

残りの持ち時間が少なくなるほど、予測力の影響範囲が広く取られる必要があるということです。

<第16回>デキるサラリーマンの予測力(6)

前回ディスってしまいましたが、実は「知っている範囲内のことならできる人」が使う限定的な『予測力』でも、身に付けさえすれば、それだけでもかなり“デキるサラリーマン”です。
特に20代から30代の前半くらいまでは上司からは認められ、同僚からは頼りにされるので、ついついそのレベルに腰を落ち着けてしまいがちです。

しかし、20年以上ビジネスの現場を見続けていて気付くのですが、若い頃早々にデキる評判を獲得したことに気を良くし、伸びしろを放棄してしまったことで、役職に付いたころからかなり苦しい状況に陥っていく人が大勢います。

<第15回>デキるサラリーマンの予測力(5)

記憶力を予測力として使いこなすと知的な点が強みとして認識されやすい、ということを前回書きました。

繰り返しますが、職場などで「不測の事態にもかかわらず、まるでそれが最初から計算に入っていたかのような冷静な態度で切り抜ける人」を見て「カッコイイな」と思ったことはないでしょうか?
(この記事を読んでいるあなた自身がそうではないか? という話も、前回しましたね)

今回は、前回『気が利く』『頭の回転が速い』と表現した人のうち、一部の人をディスることになりますので予めご了承ください。

<第14回>デキるサラリーマンの予測力(4)

新展開に出くわした状況の中で、

A:冷静沈着で余裕を持って取り組み、先頭に立ってメンバーを率いるタイプの人

B:いち早く対処法を見極め、ひとり静かに淡々と結果を出し続けるタイプの人

こんな具合に仕事している人を見たとき、どんな風に見えますか?
『気が利いたリーダーシップ』、『頭の回転が速い』などの高印象を抱くのが一般的だと思います。

そのとき、その人の担当業務がどんな特徴的なものだとしても、そんなことより、その人が“知的キャラ”であるという強い印象を持たないでしょうか。
あるいはこれを読んでいるあなた自身が周囲からそう思われ、“知的キャラ”の称号を獲得しているかもしれません。

<第13回>デキるサラリーマンの予測力(3)

脳の錯覚を自分に都合よく解釈すると、新展開に対する過度の怯えやためらいから解放され、記憶の定着度が高まり、質を向上させようとモチベーションにもなり得るという話を前回しました。
これを仮に、「脳内の地の利を活かした『経験情報の格納庫の扱い方』」と表現してみることにします。

しかし、偶然起きる脳の錯覚現象は意図して起こせるものではなく、それではコンスタントな結果を生むことができない。
それでは、“デキるサラリーマン”への道しるべにはなり得ません。

私には、脳に錯覚を起こさせるメカニズムなどの知識はありませんが、日常接する職場内のインフラを使い、脳の錯覚と同じようなことを起こさせる方法を以て、デキるサラリーマンになる術を探っていきます。

<第12回>デキるサラリーマンの予測力(2)

本稿は職場内での評価を上げるための『予測力』についての論述ですが、まずは脳の話から開始します。

人間の脳内で、未来を予測する部位は、記憶を蓄える部位と距離が近く、デジャヴのような現象はこれに起因すると言われます。

どういうメカニズムかというと…
人は、新しい事態に接したとき、まず本能的に危険を避けようとする。
その手法は、将来の状況をイメージして、それに備えることから始まります。

将来イメージですから当然、脳内では“予測する部位”が働くのですが、ここで間違って、すぐ近くにある“記憶の部位”が作用し、「未来を思考する働き」に代わって「記憶をダイレクトに思考結果としてはじき出す働き」が為されると、未知のことなのに“以前にもこれと同じことがあった”と錯覚してしまう。

過去を探った覚えはないのに瞬時に浮かび上がる既視感。
考え出した実感がないだけに、何やら与えられた情報(啓示)のように感じられる仕掛けのようです。