<第16回>デキるサラリーマンの予測力(6)

前回ディスってしまいましたが、実は「知っている範囲内のことならできる人」が使う限定的な『予測力』でも、身に付けさえすれば、それだけでもかなり“デキるサラリーマン”です。
特に20代から30代の前半くらいまでは上司からは認められ、同僚からは頼りにされるので、ついついそのレベルに腰を落ち着けてしまいがちです。

しかし、20年以上ビジネスの現場を見続けていて気付くのですが、若い頃早々にデキる評判を獲得したことに気を良くし、伸びしろを放棄してしまったことで、役職に付いたころからかなり苦しい状況に陥っていく人が大勢います。

「一業務を構成する『作業』の担い手」としての戦力計算対象になっている時期では意気揚々と働けた2~30代から昇華して「経営的な課題解決の担い手」と、いつの間にか会社から自分への戦力計算の評価基準がハイレベルになってしまうのが、サラリーマンの宿命……いや“デキるサラリーマン”の宿命です。

しかし、会社から自分への評価基準が変わったことに気づかない人が多いため、自己評価とのギャップに戸惑って落ち込んだり憤ったりしますが、それは立っているステージが変わったからです。

社長や他の経営陣が、前回説明したような「イレギュラー作業によるほころびの補修程度の仕事」を、『トシ喰った幹部』に求めるか? と考えると答えは明白です。

「その程度のことは、ほかの『トシ喰っても幹部になれてないヤツ』にお茶を濁させておけ(お前はそうじゃないだろ? それともそうなりたいか?)」
と考えるのがビジネスの現場でしょう。

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