<第9回>「判断」と「作業」は別担当

現場作業員に運用の制定まで丸投げして「これはお前たちが受け持つ『作業』だ」と言い放つ将校は、使えない通信機と同じで秋山教官からは劣等生の烙印を押されてしまうでしょう。

ビジネスの現場において、こういった「将校」のような人は非常に多く見られますが、『仕組』の発想がない土壌で育ったベテランが陥りやすい一特徴です。

指示の質が悪いのです。

パワーユーザーは、一業務に「判断」と「作業」が混在する質の悪い指示をこなすことに比較的長けています。

だからこそ、「作業」だけを抜き出して自動化するツールを作れたりするのですが、それを汎用化できないことから、質の悪い指示を、質の悪い運用によって押し固めてしまうことが多い。

ただ、上で述べたように、それはパワーユーザーのせいばかりではなく、そういった質の悪い指示を出す「将校さん」たちに原因の大半があるのではないでしょうか?

『秋山真之戦術論集』、面白いです。次回もこれを題材に話を広げてみたいと思います。

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