<第9回>「判断」と「作業」は別担当

通信力について秋山真之は、「通信力が戦闘力の価値第4位にあるのは効能が低いからということではなく、(当時の)戦闘自体がおおむね人間の視界内で行われるため、人工機関に頼ることが他の力に比べて少ないからである」と言っています。

ということは、機力と術力の積を戦闘力とする秋山式の戦術計算でいえば、被乗数(機力)が小さいということで、乗算の積としては他の3要素に比べて小さくならざるを得ず、だから「価値4位」としているようです。

しかし、通信機関の品質については大変厳しく、「艦内通信、艦外通信の別を問わず、確実にして且つ迅速なるものを要す」とし、確実だが遅いとか、早いけれど不確実な通信機は認めていません。

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