<第9回>「判断」と「作業」は別担当

さて、『秋山真之戦術論集』、もう少し掘り起こしてみたいと思います。

戦闘力を構成する4つの力のうちの4番目、「通信力」についてです。
通信力の比重は戦闘力の中でも最も低く、秋山真之の差配では「1」としてあります。

通信力を構成する『機力』として、信号機、無線電信機、艦内通信機が挙げられ、『術力』としては信号術、電信術、その他通信技術となっています。

信号機は目視範囲内の他艦との通信用機器として使われます。

無線電信機は目視範囲の内/外を問わない通信用機器で、同じ海域内にいる味方への通信のほか「秋山真之の出撃電文」でも書いたように、対馬海峡から遠く離れた東京への通信にも使われました。

艦内通信機は読んで字のごとく、自艦の内部にいる乗組員への通信用で、日露戦争当時には「伝声管」といったものが使われていたようです。

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