<第8回>戦闘力を高める秘訣

『秋山真之戦術論集』は巻末の表示を見ると「2005年12月10日 初版発行」となっています。
私が購入したのは発刊当初でしたが、内容や価格からして、発行部数自体は少ないでしょう。
良い本ですが、今や希少価値が高いかもしれません。

ところで、攻撃力に関する論述のごく最初の部分で、当時の私がマーカーを引いたところがあります。

「攻撃力のうち、定まった形を持たない『術力』は、有形の『機力』を活用することで顕在化し、一定の成功を得るもとになるものだ」という一文です。

元の文をちょっとだけ引用すると、以下の記述です。
「攻撃力の無形的術力は有形的機力を活用して其潜力を現力に変化し或る成功を為さしむるものにして・・・」
とあります。

術力とは人的能力のため決まった形を持たず、機力とは機械の形で誰でも見て触れることができる。
秋山真之のいう術力とか機力とかいう言葉は、そういう意味を持ちます。

術力がゼロではどんなに優れた兵器を持っていても効果はゼロになり(無限大 × ゼロ = 0)、機力が小さくても術力が大きければ、高い機力を使いこなせない敵よりも、むしろ攻撃力は高くなると言っています。

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