北海道株式会社の【法人】鑑定を終えて<2>

話を小説に戻します。

北海道社は業務マニュアルがしっかり整っているので、受けた仕事をこなしていくのに適した「指示待ちタイプ」にとって働きやすい環境です。

だから、社内報の創刊委員に抜擢されて戸惑う人も多いかもしれませんが、私がいた会社と違って社長と社員の距離が近く、「どういう内容のものを目指せばよいか?」について、直接語り合う場も作れるでしょう。

指示待ちタイプの人は、先が見えないことに対して警戒心が強いが、最終形が明快になると、持ち前の高い適応能力を発揮して、組織的に機能するようになります。
やがて、企画にコミットするようになり、彼らの中に「企画業務」に長けたキャラクターが育つことがあります。

たぶん、これまでの日常業務を10年やっても身につかなかったであろう能力を、早い場合には数か月で会得します。
社内報企画では社内向けの企画力が養成されますが、本来企画能力に内も外も関係ないでしょうから、養った実力をもって外部に働きかけていく社員も出てくるでしょう。

北海道株式会社は、まず「自社のファン」を作り、ファンの中から新規客を獲得していくマーケティング手法を成功させ、同社の課題『年間を通じた恒常的売上』の達成を目指すべきと「あなた」は判断しました。

指示待ちタイプの社員たちが、その目論見に一役買ってくれると読んで、社内報について【法人】に助言しました。
だから、先が見えないことに警戒心の強い指示待ちタイプに、明快な最終形を示す必要があります。

ちなみに、私の社内報創刊経験で言えば、先ほど述べた『創刊準備号のイメージ』が重要で、その役割は、ナナさんの社内報企画ソリューションが担ってくれました。

・社内報を作るとどういうことが実現されるのか
・制作の困難さの克服方法
・自社から提供可能なサービス(取材・原稿起こし・撮影・印刷等)

これらのことを、経験豊富なプロが、具体的事例を伴って解説し、成功イメージを見させてくれたのです。
そして、次に何を手掛けるべきことを示してくれるので、自分が関わる作業とスケジュールが明確になってきます。
こうして、消極的だったメンバーの頭の中には明快な筋道が描かれ、組織として動く形になりました。

メンバーの頭の中に展開した『創刊準備号』は、私が作ったわけではないので偉そうな顔はできませんが、とにかくこのような経緯で、私たちの社内報は無事創刊し、その後歴史を重ねています。

北海道社がどんな形で進めていくことになるかは、同社の個性によると思いますが、出来上がったら是非とも見させてもらいたいものです。

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